動物飼育に関わる上で知っておいた方が良いエンリッチメント。
こんにちは!ドッグトレーナー兼グルーマーのあきです!
動物飼育って言っても私が飼っているのは犬だし、関係ない、、、。
なんて思っていませんか!!?
私たちが飼っているのも犬という動物ですし、
もちろん私たち人間も動物域ですよ!!!(((熱弁
はい、そんなわけで動物たちの暮らしをより快適に困った行動を
起きにくくするためにエンリッチメントは欠かせません。
さてこちらは日本で一番、動物福祉やエンリッチメントに取り組まれていらっしゃる
九州にある大牟田動物園です。
こちらは私が大分にグルーミングの研修の前日にずっと行きたかった
大牟田動物園を訪れ、その時に撮影した時のお写真です。(((内心めちゃ興奮
私が訪れたときは真夏の暑い日中でしたので
動物たちもみんな寝ている時間帯かなと思いましたが、
それでも多くの動物たちが餌を食べたり、活動している姿を拝見することができました。
(お昼頃に着いたのに閉園までいたからね(((汗 まじ暑かった
動物の飼育や毎日の健康管理に清掃それだけでも大変なのにこのように
さらに動物たちが生き生きと毎日健康にストレスがかからないように配慮されている
動物園は本当に素晴らしいと思います。
それでは実際に動物園に訪れた気分で見ていきましょう!
ここでは、種本来のとかその動物本来の行動というワードが出てきていると思います。
みなさんはどこに着目されましたか?
環境エンリッチメントでとても大切にされているのが
その動物はもともとどんな環境で過ごしていて、
どんな行動をして過ごしていたのか?ということです。
それは当然動物種によっても生息地や行動は違うので実際に野生化の動物の行動を観察したり、調べたりしないとわからないです。
北海道の旭山動物園がわかりやすい例かなと思うのですが、
何故旭山動物園が一気に有名になったかというと
それがとても考えられている動物園だからです。
オリの中で動かない動物を見ても楽しくないし、
なんだかかわいそうな気分にさえさせられる。
じゃあ動物たちが生き生きと楽しそうに動いている姿や
野生にいるときのままの姿を見ることができたら、、、!
それを編み出したのが旭山動物園のいわゆる行動展示です。
環境エンリッチメントをたくさん取り入れる事で
動物たちの生活に選択肢が増えます。
ボールがあればボールで遊んだり、
水場があればそこに入って遊ぶこともできます
穴蔵があればそこに入って休むこともできるでしょう
草原があれば草を食むこともできますし、
高い岩場があれば登ることもできます
砂場があれば地面を掘ることもあるかもしれません
あったかいお風呂があればそこで過ごす動物もいるでしょう
仲間がいれば一緒に遊びだすかもしれません
そういった形でただ狭いコンクリートの中に閉じ込めるのではなく、
こんなふうに様々な環境があれば、たくさんの選択肢の中からどこに行くのか何をするのか
何を食べるのかを自分で決めることができます。
人間だけではなく、動物にも選択肢を持たせることが
とても重要になってきているんですね。
こういった選択肢を与えられることにより、
動物たちのストレスを減らすことが可能になるというわけです。
つまり前の記事で述べたような常同行動や異常行動も
こういった取り組みを続けることで減らすことができるんです。
そしてそれは犬や猫でも全く同じというわけなんですね。
今回はざっと説明させていただきましたが
環境エンリッチメントはただ選択肢を増やせばいいというだけのものでもありません。
大切な視点が動物をより豊かに以前よりも幸福にできているのか?
という点です。
これは犬の飼育においても特に重要になってくる部分です。
それではまた次回の更新をお楽しみに〜
ここまで読んでくださり、ありがとうございました^^
あきでした!
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