こんにちは!
いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます^^
ドッグハウス悠のあきです。
みなさんは動物園でオリのなかをグルグル回ってなんの意味があるのかないのか、
行ったり来たりを繰り返している動物を見かけた事はありませんか?
ライオンやトラ、オオカミ 、クマ、レッサーパンダなど多くの動物に見られる行動です。
このようになんの意味もないように思われる行動を繰り返して行っていることを
常同行動といいます。
これは上にあげた動物だけではなく、
犬や他の動物でもよく見られる行動です。
例えばケージの中でグルグル回る
自分の体を舐め続ける
尻尾を追いかけてぐるぐる回ったり、尻尾を追いかけて噛む
グルグル同じ場所を歩き回るなど
人でいうと、強迫神経症と言われている精神疾患に該当するのが犬の常同行動です。
精神疾患というと人に限った病気だと思われがちですが、
脳が高度に発達し知能が高い動物にも起こりうる病気です。
常同行動の原因としては
退屈な時間が長い、
強いストレスを感じている、
葛藤状態や不安な状態が長く続いた場合も原因となる場合があります。
引越しして住んでいた環境が変わる、
飼い主さんが変わる、
長年寄り添ってきた飼い主さんが他界された時なども
出現しやすいです
動物園の動物やペットである犬や猫など
人間の飼育下にある動物たちは
中々自分の力だけでは生活環境を変える事はできません
そこで現在多くの動物園では、
動物たちの住む環境をよりよく快適に過ごせるように
飼育動物の福祉向上を目的として、
その動物がもともと住んでいた場所に近づけたり(生息環境の向上)、
その動物が野生化ではもともとしていた行動を引き出せるような展示方法や餌の取り方を
引き出せるような環境エンリッチメントと呼ばれる工夫が取り組まれています。
犬でも環境エンリッチメントを
生活に取り入れる事で日常に変化をもたらすことができ、
常同行動の改善にも効果を出してきています。
長くなってしまいましたので、ご要望がありましたら
環境エンリッチのお話は次回詳しくさせて頂こうと思います!
環境エンリッチメントのお話は愛犬をより幸せに導く鍵となるワードに
なりますので覚えておいてくださいね♡
それでは、ここまで読んで頂きました皆さん
冴えない文章をお読み頂き、本当にありがとうございます!
それでは、ドッグトレーナー兼グルーマーのあきでした^^
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