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厳しすぎるしつけは攻撃性を上げる

犬が攻撃的になるのはいろんな要因がありますが、

一つ言えるのは、飼い主を見下しているからでも、

自分がリーダーになってやろうという考えでもないという事です。


昔ながらの犬のしつけでは、

犬に舐められないように接しなさいだとか、

犬のリーダーになれだの言われてきましたが、

それは海外では何十年も前に否定されています。



『アプライド・アニマル・ビヘイビア・サイエンス』に掲載されたアンケート調査では、嫌悪療法的なトレーニング方法が攻撃的な反応を引き出す可能性が大きいことが明らかになった。少なくとも飼い主の25%が、アルファロールやドミナンスダウン(犬の体を横倒しにして動きを止める)、マズルを掴む、口に咥えたものを強制的に取り出すなどの行為に対して、犬が攻撃的な反応を見せたと報告している。


近年の科学的研究から、望ましくない行動に対する身体的な罰(叩く、首に圧をかけるなど)は、犬の福祉や人間との信頼関係に悪影響を及ぼすばかりで、犬に行動を教える役割を一切果たさないということがわかっています。残念ながら、こうした犬の行動と学習、そしてトレーニングに関する新しい理解は、いまだ一般的に認知されず、古い考えがはこびり続けています。新しい知識を広く知らしめ、犬により良い世界を作れるかどうかは、私たちの手にかかっているのです。ケイト・モーンメント

(あなたの犬を世界で一番幸せにする方法 サジー・トッド著より)


とあります。


罰を用いた嫌悪療法的な方法では問題が解決するばかりか、悪化させるリスクもあるという事を必ず頭に入れておいてください。


そしてより犬の攻撃性を上げ、関係性を悪化する要因にもなり得るのです。


こうならないためにも正の強化のトレーナーを一刻も早く探して欲しいなと思います。



余談ですが、

日本の児童福祉法では2019年6月に体罰が禁止される法令が制定され、

2020年4月からようやく施行されました。

日本でもまだまだ最近までしつけによる体罰が容認されてきたのです。

信じられませんよね。


しかし、こういった体罰は脳の発達にも影響(負担)を与えると言われています。




体罰の受けた犬や子供は人を信頼できるまでにとっても時間がかかることもあります。


攻撃的な犬ではなく、攻撃する必要があるということなのです。

(大抵は自分の身を守るため)


まずは勇気を出してトレーナーや行動診療科のある獣医さんに相談してみて欲しいなと思います。




ワンちゃんの困った行動をなんとかしたい、解決したい、育て方を知りたいと

お考えの飼い主さんは出張トレーニング、オンライントレーニングをご利用頂けます。


お手入れが嫌がってできない、犬に負担なくお手入れができるようになって欲しいと

お考えの飼い主さんは

店内カウンセリング、グルーミングレッスン(ハズバンダリートレーニング)、

出張トレーニングをご利用頂けます。


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担当は魚谷(うおたに)になります。

お気軽にご相談下さいね^^

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